理事長挨拶
理事長挨拶

「普通のクリニックをつくるくらいなら、私でなくてもいい」
この想いを胸に、私は勝榮会を立ち上げました。目指すのは、ただ診療を行う場ではなく、人に「安心」を届け続ける存在です。
私が強い使命を抱く理由は、自らの幼少期の体験にあります。3歳で重症喘息を発症し、小学生の頃は入退院を繰り返す日々でした。良い薬がまだ少なかった時代、命をつなぐのがやっとで、親からは「生きていてくれるだけでいい」と言われて育ちました。成績も振るわず、いじめや差別も経験し、人前で話すことすらできない時期もありました。それでも「いつか自分のように苦しむ人を救いたい」との思いを支えに、医師になる道を歩みました。
だからこそ私は、病気でつらい思いをしている人に少しでも「安心」を届けたい。そして夢や希望を感じてもらいたい。この想いが、開業の原点です。
また、今の自分があるのは、努力だけでなく、周囲の方々が与えてくれた「チャンスと挑戦」のおかげです。だからこそ私は、自分が受けた恩を関わる人に返したい。スタッフには「人から必要とされる人生」を歩んでほしいし、「選択できる実力」をつけてほしい。そのために、挑戦の機会を惜しみなく提供し続けています。
法人が大きくなるのは、規模を誇るためではありません。スタッフ一人ひとりの成長の舞台を広げるためです。活躍の場が広がれば、働く喜びや誇りも増えていきます。
「勝榮会は、挑戦と成長の連鎖によって未来を切り拓いていく組織であり続けます。」
医療法人社団勝榮会
入谷 栄一